ちょっとの違いが、大きな違い?

ゲームや映画・ドラマ・アニメをパソコンやFire TV Stickで遊んだり、見たりする人でどれだけの人が音響を気にする人がいるのだろうかと思う時がある。例えば、パソコンでYoutubeを見たりするときに、どういったスピーカーを利用するのだろうかとふと思ったのである。仮に、パソコンスピーカーとAmazonで検索をかけると、色々出てくるのだがパッと見た感じ

 

が一番売れている感じである。

なかなか評価が高いようで、多くの人は満足されているようである。音というか音響機器というのはそれこそ千円くらいから果ては云百万ととても開きのある機器でもある。一説には、マイ電柱を建てる人もいるのだとか・・・。本当なのかどうか知らないが、なんでも、ノイズが変わるのだとか。まぁ、そのような特別な例は別としておおざっぱに言って、一番音が変わるのはスピーカーの数である。2ch 2.1ch 5.1ch 7.1chあたりがメジャーなスピーカ単位ではないだろうか。2chとはスピーカーが二個であり左右にスピーカーを配置したステレオ再生方法である。

2.1chの〇.1とは、サブウーファーを指します。2.1chであれば合計三個のスピーカーということになります。サブウーファーとは、主に低音をだけを担当するスピーカーです。.1といってなんだかそれほど必要ない感じしますが、実はあるとないとでは結構違います。ドンドンドンといった音の迫力がつき、映画やゲームの爆発音なんかも大迫力になったりします。

次に、5.1chのスピーカーシステムであるがスピーカーの数は合計六個になります。前方左右と中央そして後方左右にサブウーファーといった感じになります。中央のスピーカーは主に声を担当します。そして、後方のスピーカーは臨場感を出したりするためのスピーカーでサラウンドスピーカーともいわれます。以後、7.1chとかもっと多くのスピーカーを増やすことがありますが、基本臨場感を増すためであり割愛します。

反対に、スピーカー一個で音を再生する場合はモノラルと言って、すべての音を一個のスピーカーで再生する方法です。ラジオとかスマホなどではいまもよくある方式です。

 

もっとも最近では、サウンドバーといって、見た目は一本の棒のようなスピーカーがずいぶんと注目を集めていて、量販店やアマゾンなどでもよく見かけるようになっている。サウンドバーには2chあるいは2.1chのスピーカーが内蔵されていることが多く、それをサラウンド機能を使って立体的な音響をするものが多いです。つまり、サウンドバーで5.1ch的な音を再現しようとするものが多いようにおもいます。

どの方式であれ、少なくともスピーカーと言ったものを別途購入し音を出そうとする人はそれなりに音に関心があり、音楽や映画・ゲームなどでより良い音を楽しもうとしている人にほかならないとおもいます。

上記のように、単純に言ってスピーカーの数が増えると基本的には音は良くなる。もちろん、スピーカーの良し悪しもあるし配置や反響する素材などなど色々とあるのだろうが、およそ素人というか普通の人はブックシェルフスピーカーを5.1chで使えば大満足な人がほとんどだろうと思う。ピュアオーディオを求める音マニアはごく少数ですし、基本的に普通の人にはある程度の音響機器になると、ピュアオーディオかどうかの差異などわかりません。僕もわかりません。

さて、そこで多くの人はとくにパソコンなどで利用する場合、スピーカーを買うときにはやはり2chのスピーカーが圧倒的に多いのではないだろうか。上記のアマゾンでの販売されているスピーカーでも2千円程度でそこそこの音が出るわけですから、それで良いというのがほとんどではないかなと思ったりします。スピーカーの良し悪しの差なんて、たいした違いではないというのが一般的な考えであろうとおもいます。ぶっちゃけていってしまえば、世間一般の人が思うその考えは正しいと言わざるを得ません。アマゾンのスピーカーを持っていないので批評できませんが、おそらくそれなりにいい音を出すのではないかと思われます。つまり、2千円のスピーカーでも悪くはないどころか割と満足できるだろうなとおもいます。僕は、ダイソーで300円のスピーカーを持っていますが、それですら別に悪いとはおもいません。あまり音というものに興味がなければ、大体の人はこれで満足するだろうなとおもいます。

ただ、もう少し音響機器にお金をかけるとまた違った考えになります。パソコンからUSBDACにアンプを通してスピーカーにつなぐとあら不思議、すごく音が良くなって今まで見ていた映画や今まで聞いていた音楽が別次元になります。・・・が、世間的にはあまり関心事ではないのも事実です。僕は、USBDACだのアンプだのスピーカーだの多少持っていて、世間一般よりも音を楽しんでいるという少数派なのかもしれませんが、本当に音に対する関心の低さにはいささか残念に思っています。良い音を聞けば開眼する人も多いのではないかと思うのですが、なかなか広まっていかないようにおもいます。

ただ、住宅事情や家庭の事情などでスピーカーがご法度という場合もあるのかもしれません。イヤホンやヘッドホンはむしろ人気になっているように見えますからね。僕は、外以外はイヤホンやヘッドホンをしないので、そちらには疎いのですが・・・ただね、なんというか2.1chあわよくば2chでもいいから、ブックシェルフ程度のスピーカーで音を楽しめる機会があれば、多くの人がスピーカーというか音響機器の認識を変えるのではないかと思ったりもするのですが・・・どうなんでしょうか。ちょっとした違いと言ってしまえばそうなんですが、ずいぶんな違いでもあるんですけどね。