ちょっとの違いが、大きな違い?

ゲームや映画・ドラマ・アニメをパソコンやFire TV Stickで遊んだり、見たりする人でどれだけの人が音響を気にする人がいるのだろうかと思う時がある。例えば、パソコンでYoutubeを見たりするときに、どういったスピーカーを利用するのだろうかとふと思ったのである。仮に、パソコンスピーカーとAmazonで検索をかけると、色々出てくるのだがパッと見た感じ

 

が一番売れている感じである。

なかなか評価が高いようで、多くの人は満足されているようである。音というか音響機器というのはそれこそ千円くらいから果ては云百万ととても開きのある機器でもある。一説には、マイ電柱を建てる人もいるのだとか・・・。本当なのかどうか知らないが、なんでも、ノイズが変わるのだとか。まぁ、そのような特別な例は別としておおざっぱに言って、一番音が変わるのはスピーカーの数である。2ch 2.1ch 5.1ch 7.1chあたりがメジャーなスピーカ単位ではないだろうか。2chとはスピーカーが二個であり左右にスピーカーを配置したステレオ再生方法である。

2.1chの〇.1とは、サブウーファーを指します。2.1chであれば合計三個のスピーカーということになります。サブウーファーとは、主に低音をだけを担当するスピーカーです。.1といってなんだかそれほど必要ない感じしますが、実はあるとないとでは結構違います。ドンドンドンといった音の迫力がつき、映画やゲームの爆発音なんかも大迫力になったりします。

次に、5.1chのスピーカーシステムであるがスピーカーの数は合計六個になります。前方左右と中央そして後方左右にサブウーファーといった感じになります。中央のスピーカーは主に声を担当します。そして、後方のスピーカーは臨場感を出したりするためのスピーカーでサラウンドスピーカーともいわれます。以後、7.1chとかもっと多くのスピーカーを増やすことがありますが、基本臨場感を増すためであり割愛します。

反対に、スピーカー一個で音を再生する場合はモノラルと言って、すべての音を一個のスピーカーで再生する方法です。ラジオとかスマホなどではいまもよくある方式です。

 

もっとも最近では、サウンドバーといって、見た目は一本の棒のようなスピーカーがずいぶんと注目を集めていて、量販店やアマゾンなどでもよく見かけるようになっている。サウンドバーには2chあるいは2.1chのスピーカーが内蔵されていることが多く、それをサラウンド機能を使って立体的な音響をするものが多いです。つまり、サウンドバーで5.1ch的な音を再現しようとするものが多いようにおもいます。

どの方式であれ、少なくともスピーカーと言ったものを別途購入し音を出そうとする人はそれなりに音に関心があり、音楽や映画・ゲームなどでより良い音を楽しもうとしている人にほかならないとおもいます。

上記のように、単純に言ってスピーカーの数が増えると基本的には音は良くなる。もちろん、スピーカーの良し悪しもあるし配置や反響する素材などなど色々とあるのだろうが、およそ素人というか普通の人はブックシェルフスピーカーを5.1chで使えば大満足な人がほとんどだろうと思う。ピュアオーディオを求める音マニアはごく少数ですし、基本的に普通の人にはある程度の音響機器になると、ピュアオーディオかどうかの差異などわかりません。僕もわかりません。

さて、そこで多くの人はとくにパソコンなどで利用する場合、スピーカーを買うときにはやはり2chのスピーカーが圧倒的に多いのではないだろうか。上記のアマゾンでの販売されているスピーカーでも2千円程度でそこそこの音が出るわけですから、それで良いというのがほとんどではないかなと思ったりします。スピーカーの良し悪しの差なんて、たいした違いではないというのが一般的な考えであろうとおもいます。ぶっちゃけていってしまえば、世間一般の人が思うその考えは正しいと言わざるを得ません。アマゾンのスピーカーを持っていないので批評できませんが、おそらくそれなりにいい音を出すのではないかと思われます。つまり、2千円のスピーカーでも悪くはないどころか割と満足できるだろうなとおもいます。僕は、ダイソーで300円のスピーカーを持っていますが、それですら別に悪いとはおもいません。あまり音というものに興味がなければ、大体の人はこれで満足するだろうなとおもいます。

ただ、もう少し音響機器にお金をかけるとまた違った考えになります。パソコンからUSBDACにアンプを通してスピーカーにつなぐとあら不思議、すごく音が良くなって今まで見ていた映画や今まで聞いていた音楽が別次元になります。・・・が、世間的にはあまり関心事ではないのも事実です。僕は、USBDACだのアンプだのスピーカーだの多少持っていて、世間一般よりも音を楽しんでいるという少数派なのかもしれませんが、本当に音に対する関心の低さにはいささか残念に思っています。良い音を聞けば開眼する人も多いのではないかと思うのですが、なかなか広まっていかないようにおもいます。

ただ、住宅事情や家庭の事情などでスピーカーがご法度という場合もあるのかもしれません。イヤホンやヘッドホンはむしろ人気になっているように見えますからね。僕は、外以外はイヤホンやヘッドホンをしないので、そちらには疎いのですが・・・ただね、なんというか2.1chあわよくば2chでもいいから、ブックシェルフ程度のスピーカーで音を楽しめる機会があれば、多くの人がスピーカーというか音響機器の認識を変えるのではないかと思ったりもするのですが・・・どうなんでしょうか。ちょっとした違いと言ってしまえばそうなんですが、ずいぶんな違いでもあるんですけどね。

Zorin OSを使って感じたこと。

いま、このブログもZorinOSで書いているのだが、使っていて感じることはなにもWindowsにこだわる必要はないというである。Windowsに開発されたゲームやソフトをZorinOSで動かそうとすると、ちょっと複雑になってしまい、また動かないソフトなども出でくるのでちょっと勉強しなければならなくなる。

現在、STEAMなどでゲーム探すとだんだんではあるがLinux用のゲームなども増えつつある。現にSteamOSはLinuxベースだったりします。まぁ、そうはいってもゲームなどはまだまだWindows主体ではあるけれど。

ただ、それ以外の例えばインターネット環境で完結すること・・・例えば、YouTubeとかブラウザゲームとかであればほとんどできるはずです。ほとんどといったのは、じつは出来ないことがあることはあるのです。自分が出来なかった事例としては、マイナンバーカード申請とかはWindowsでないと出来なかったりしました。

もしかしたら、ネットバンキングとか役所の手続きとかで出来ないものがまだあるかもしれませんが、しかし大体はできるとおもいます。

また、いろいろな機器のドライバーなんかもあるいは無いものがあるかもしれませんが自分が接続している機器で使えないものは今のところありません。レーザープリンターでもマウスでもBluetoothでもWifiでも音響機器でもほぼつなげればそのまま使えます。そういった意味では、Windowsと差がありません。

そして、オフィスソフトにはLibreOfficeがあります。無料ですが、基本的にはマイクロソフトオフィスと大差ありません。自分はちょっとしたことしか使わないので、LibreOfficeで何一つ問題ありません。会社で指定されているとか、専門的な使い方をしているとかそういった事情でなければ大体の人はLibreOfficeで大丈夫なんじゃないかとおもいます。

他にも多くのLinux用ソフトが今はあるので、だいたいのことは過不足なく出来ます。ダウンロードなども特にコマンドを打たなくたって、クリック一つで出来ます。

2025年には、Windows10が切られます。そのときに、インテルなら第7世代以下はWindows11に基本的には出来ないですしAMDRyzen第1世代以下は切られます。パソコンとしては、まだまだ現役で使えるもの多いはずです。Windowsが使えないというだけで廃棄はいかにももったいなく思うんですよね。これらのパソコンにLinuxを導入すればまだまだ現役で使えます。というか、基本的にはLinuxのほうがOSとしては軽いことが多いので、快適に使えることが多いかもしれません。

いまこの使っているパソコンは、DELL Vostro15というノートパソコンでCPUは第4世代のPentium3825uに8GBメモリーにSSD120GBとお世辞にもハイスペックとは言えないノートパソコンですが、Windows10のときよりサクサク動いています。と言っても、もとがもとなので前よりは程度ですが。それでもVGA接続の外部モニターにYouTubeで動画を流しながら、ブログを書いてもとくに問題なく使えています。パソコンの起動なども幾分か早くなっていますし、とにかくWindowsよりかは軽くなっている実感はあります。

本当に、ZorinOSを使っていて感じることは、Windowsにこだわる必要を感じないということです。もし、古いパソコンを捨てて新しいパソコンを買おうと考えている人がいたら、一旦捨てるのは考えてみてはどうでしょうか。新しいパソコンを買うことを止めることはしませんが、未だ使えている古いパソコンをWindows10が使えなくなるからと言った理由だけならば、とりあえずLinuxOSを入れて使ってみてはどうでしょうか。基本的には無料なので導入コストもかかりませんし、試しに入れてみてもなにも痛いことはありませんから。そのうえで使えないということであれば、Windows11だけを使うという選択でも良いのではないかとおもいます。

パソコンはノートとミニに収斂していく?

最近は、ノートパソコンと古いサブのデスクトップしか使っていない。

メインデスクトップはRyzen7 5700x・32gb・Nvme500gと1tbにGTX1070と

まあまあのスペックのパソコンなのではあるが使っていない。

メインデスクトップはゲームをしていたときは使っていたのであるが

最近は、ゲームをしていないので動かすことがなくなってしまった。

そうなると、特にマシンスペックはそこまで必要ではなく、だいたいのことは

ノートパソコンなどで事足りてしまうのだ。

今やっているゲームはメメントモリとかの軽いゲームばかりで

言ってしまえば、どんなパソコンでも動いてしまうほどのゲーム

ばかりやっている。なんならスマホで事足りる。

 

動画編集や重いゲームなどをしない限りもうパソコンのスペックはそこまで

気にする必要がないほどの能力を持ってしまっている。

最近のノートパソコンなどはボリュームゾーンが4コアから8コアで、もうCPUは

デスクトップパソコンと大した違いがないほどである。

ミニパソコンも多くは、ノートなどに使われるCPUであるが同じく能力は

普通のデスクトップパソコン並みに能力がある。

 

違いかあるとすれば、GPUである。グラフィックカードは電力消費が激しく

大きな電源と発熱を抑えるためのクーリングシステムが必要になる。

どちらも、物理的に小さくすることが難しくどうしてもノートパソコンや

ミニPCには収めづらい。もちろん、ゲーミングノートなどもあるのだが

価格がとても高く、かつ結構無理をしていると言わざるを得ず

小さなファンを高速で動かすので結構な音がする。

そして、やはり価格の割にはデスクトップのGPUには敵わないのである。

 

あまり最近話題になっていないのではあるが、一つの方法に

FeForce NOWというクラウドサービス型の方法です。

これは、クラウドサーバーに複雑な画像処理や演算処理をしてもらい

自分の持っているパソコンやスマホには映像だけを映す方法です。

つまり、映す処理だけをしているのでシステム要件を見るとGPU

程度で大丈夫なようである。

相当古いパソコンでなければ、だいたい動くのではないかと思われる。

ただ、問題が2つほどある。

一つは、サブスクリプションなので月々の料金がかかる。

もうひとつは、ネット回線がそれなりに高速である必要があり、また

Ping値(応答速度)の品質が良くないとだめなのである。

つまるところ、光回線などが最適解になってしまう。

平たく言ってしまえば、結構お金がかかるのである。

 

もう一つの方法として、GPUの外付け化をする方法である。

ミニpcやノートパソコンのUSB-Cを使ってeGPUと繋いで

画像処理をする方法である。USB-Cであればなんでも良いわけではなく

Thunderbolt3などに対応していなければならないのだが、

この方法であれば、普通のGPUを利用できるし、サブスクでもないので

月々の料金がかかるということもない。また、GPUそのものの交換

などもできる。

ただ、eGPU本体が結構高いし、やはりそれなりの大きさもある。

なので、あまり話題になっていないし広がりもないように思う。

 

ただ、ノートパソコンにしろミニpcにしろいまのデスクトップのCPUでは

たいした違いがないところまで来ているので、もしかしたらeGPUは

これから流行ってくるのではないかと思ったりもします。

ゲームしたいときはeGPUに繋いでゲーム、事務処理や動画を見るときは

外して普通に使う。こうすれば、電気的にも、場所的にも

優しいものとなります。

 

ただね、パソコンの一つの問題が・・・規格です。とくに、USBの規格は

魔境のようなものです。パソコンに詳しい人ならば、そう苦慮することも

無いのかもしれませんが、普通の人には何が何やらわかりません。

映像の規格・音響の規格・PCIの規格・SATA規格・電源規格などなど

パソコンって意外と知っておかなければならない規格が多くとくに件の

USBは最悪です。

 

ただ、まぁ未来のことはわかりませんがThunderbolt3的な規格がどの

パソコンにも付随するようになっていけば、eGPUみたいなものが

主流になるのではないかと思ったりもしています。

そうなれば、デスクトップみたいなでかいパソコンは淘汰され

ノートパソコンやミニPCに収斂されていくのではないかと思っています。

Google nest mini がじゃんぱらで1480円で売ってたので買ってきた。

Google nest miniがじゃんぱらで1480円で売ってました。

未使用品で、初期不良1週間の保証ありです。

他にも、ソフマップなんかでも未使用品で売っているようです。

第三世代が出るから売り切りなのか・・・

はたまた、Googleスマートスピーカーから撤退なのか・・・

よくわかりませんが、とにかくグーグルのスマートデバイスとして

いちばん安いものではありますが、なかなかの良品です。

ステレオスピーカーとして使いたかったので2個買いました。

 

グーグルホームから設定するわけですが、これが意外と難しい。

というか、そもそもの説明が無いに等しく、付属の冊子はグーグルのホームページ

から調べて設定するような書き方になっています。

まぁ、まだGoogle nest miniとGoogle Homeとの設定はわからない

わけではなかったのですが、Google nest miniどうしを同期させる

ステレオスピーカーの設定には難儀しました。

グーグルのホームページで見てもよくわからず、結局ステレオ設定した方法を

載せた個人の方のホームページでやっとわかった次第。

ノートパソコンとGoogle nest miniのブルートゥース設定もちょっと難しく

あれこれいじってやっとわかりました。

なんか、Google Homeって分かりづらいんですよね。

まぁ、でもわかってしまえばもうできるようになったのでいいですけどね。

 

でっ、今回1480円×2個の2960円も出してGoogle nest miniを買ったかと

いいますと、ノートパソコンのブルートゥーススピーカーとして利用したい

と思ったからです。

前々からノートパソコンのスピーカーがほしいなぁとは思っていました。

と言ってもブルートゥーススピーカー持ってはいるんです。

AUKEYのSK-M12というバッテリー内臓のスピーカーです。

これ悪くはないのですが、5分位ほっておくと勝手に切れるんですよね。

バッテリー消費を抑えるための処置なんでしょうけれど、

例えば、外で使うとかであればそれも良いのですが、部屋の中で使うとき

ユーチューブとかが終わりしばらくすると途切れるので

また繋ぎなおす必要があって、意外と厄介なんですよね。

また、防水のスピーカーなので若干音がこもり気味で、

そこも少し不満に思っていたのです。

ノートパソコンのスピーカーに比べれたりすれば、全然ましなのですが

そこもイマイチに感じでいました。

 

でっ、ノートパソコン用にブルートゥーススピーカーほしいなあと思って

価格ドットコムとかで調べてみると意外と高い。

安いのでも3000円程度で、平均すると1万から2万円程度でしょうか。

・・・高すぎです。ノートパソコンからちょっと良い音出したいだけので

とても万というお金は出せません。

しようがないので、ほしいと思いつつ諦めていたのですが

たまたま、じゃんぱらに寄ったら、入った店の真ん前にGoogle nest miniが

かなりの数カゴに入っていて

「あれ?これ、ブルートゥーススピーカーとして使えるんじゃね?」

と思い、グーグルでブルートゥースGoogle nest miniで検索すると

使えることが判明。そして、ふたつあればステレオ設定もできることがわかり

即買い。

 

設定が終わり、実際に聞いてみると・・・イイ・・・すごくイイ。

40ミリのスピーカーとのことですが、おもいのほかとてもいい感じです。

もっと、ちゃっちいのかと思っていましたが、普通に音楽再生用スピーカー

として僕は使えるとおもいます。

もちろん、ユーチューブとかアベマでアニメなんかでもいい感じ。

フルレンジのバフレス・・・のように見えますが・・・

まぁ、流石に低音はちょっと寂しい感じですがしかし、

音量も結構ありますし、音そのものも癖がない感じで

とってもいい感じします。

ふたつで3000円弱のスピーカーと考えたら、最高の品です。

やっぱり、ステレオは良いですね。音の広がりも。

 

 

どーしてもブルートゥーススピーカーが良かったのが、ノートパソコンを3台

持っていて、いちいち線をつなぐのがめんどくさいし、とにかく3000円弱なら

それこそ、コードタイプのスピーカーと同じかそれよりも安いくらいですからね。

・Vostro 15-3558 ZorinOS16

Lenovo ThinkPad T430 Windows10

・MousePro-NB391H-SSD  Windows11

どれも普通にブルートゥース認識して使えています。

いやーいい買い物が出来て良かった。

ブルートゥーススピーカーを探している人がいたらGoogle nest miniも一考

しても良いんじゃないでしょうか?

 

ちなみに、オッケーグーグルもちょっと試しましたが・・・

アマゾンのEcho Show 5(第二世代)のほうがイイかな。使いやすい。

また、今度比較してみたいとおもいます。

 

ミニPCのWindowsライセンスについて思うこと

最近、ミニPCがわりと流行っているように思う。

特に、N100やN95は安くて、それなりに処理速度も早く

ゲームや動画編集など、極めて画像処理を必要とするものや

演算処理が高度かつ複雑なものでなければ・・・つまり、

ごく一般的なパソコンの使い方であればなんの不満もなく

利用できる物になっている。

動画を見たり、ネットで調べ物をしたり、オフィスワークなど

はもう、いまは一般的には能力が低いとされているパソコンでも

過不足無いものになっているのである。

価格も二万円から三万円で買えてしまうのである。

もちろん、モニターやキーボード・マウスなどの周辺機器は

別途必要になるが、単純に五万円あればとりあえずはパソコンを

利用できるようになる。

一昔前ならとても無理だった金額であり、ましてインフレしている昨今

何故かパソコンだけはその逆を行ってる感じすらする。

いろいろな理由があろうとは思うが、

そのひとつに中華ミニPCと言うのがある。

 

中華ミニPCと呼ばれるパソコンは2万円台で売っているわけだが

Windows11 Home は正規の値段で19,360円である。

アマゾンなどでは15,182円で売っている。

もちろん、マイクロソフトが企業にWindows11を大量に販売する場合は

一般販売のそれよりもかなり安く卸すことは想像に難くない。

ただ、それでも中華ミニPCが2万円そこそこでパソコンを販売できる

のは相当に廉売と思える。

パソコンは小さくてもCPUやメモリーSSDマザーボードそして、

ケースやその他付随パーツを考えるとOS代金を除いたら

いったい幾らのものなのかわけがわからなくなる。

 

Windows11にはライセンスの販売方法にいつくか種類がある。

リテール版・OEM版・DSP版そしてVL版があります。

リテール版とは、インターネットや販売店で売っている

Windows11でUSBなどがパッケージに入ったものです。

OEM版とは、メーカーのパソコンを買うとそれと一緒についてくる

Windos11です。特にパッケージなどはなく、パソコン本体に

すでに導入されているのが普通です。

DSP版とは、パソコン本体というよりはパソコンのパーツなどに

付随して販売されるWindows11です。ゆえに、DSP版を買うときは

パソコンパーツと一緒に購入します。

そして、最後のVL(ボリューム)版ですが企業向けのライセンスです。

企業にまとめてライセンスを販売する形式です。

なので、普通一般販売はしません。

 

そこで、件の中華ミニPCの話になるのであるが、どうも

中華ミニPCにはこのLV版のライセンスをミニPCに搭載して販売

しているようなのである。すべての中華ミニPCがそうなのかは

わかりませんが、割と少なくない数のミニPCがそのように売られて

いるようである。

 

こういった販売をマイクロソフトが認めているのか定かではないが

おそらくマイクロソフトが想定していたVL版の利用方法は

その企業の社員のパソコンに利用されるためのライセンスであったろうと

想像できる。

そのVL版をたくさん買い込み、ミニPCに搭載した上で一般販売をする

というのは想定していないのではないかと推察できる。

でないと、OEM版は一体なんのためにあるのかわからなくなる。

多分ではあるが、VL版OEM版よりもライセンス料がやすいのでは

と推察できる。

 

これがグレーなのかアウトなのかよくはしらないが、少なくとも

真っ白ということにはならないだろう。

 

そもそも、グレーだのアウトだのに拘らなければならないのは

Windowsというパソコンにおいてはほぼ独占状態のOSに頼らなければ

ならないからである。マックOSやクロームOSなどもあるが

パソコンにおいてはWindowsには比較にならない。

もちろん、悪いばかりではなく多くのソフトがWindowsに合わせれば

ソウトウェアーが作れるから、それぞれのOSに合わせて

多種多様に作る手間がかからない。また、ソフトウェアー上の問題が

比較的早く対処できるなど良いことが多い。

その意味でWindowsが寡占状態というのも悪いわけではないが、

しかし、すべてのルールがマイクロソフトによって決められる。

ライセンスのルールもその一つであろう。もっと言ってしまえば、

OSをいくらで売るかもマイクロソフトのさじ加減である。

 

ただ、もしかしたらこれからそのマイクロソフト寡占状態が崩れるの

ではないかと思えることがある。

2025年の10月にWindows10のサポートが終了するのである。

もちろん、サポートが終了するからと言って突然利用できなくなる

わけではないが、セキュリティーなどの問題を考えた場合

あまりサポートされないOSを利用するというのは、はかばかしくない。

ソフトもどんどんWindows10には対応していかなくなるだろう。

そして、Windows10が終了するに当たり、Windows11がインストール

できないパソコンが大量に出るのである。

インテルで言えばCoreI 第7世代以前であり

AMDで言えばRyzen第1世代以前であります。

理由がTPM2.0に対応してないとか、いろいろあるようであるが・・・。

つまり、ちょっと古いパソコンはWindowsが使えないということに

なるのである。これは結構なインパクトである。

 

そこで、じつは昔からあるOSがある。リナックスである。

リナックスというのは、基本的には無料のOSである。

有名なところでは、Ubuntuなどである。

一般的にはリナックスはサーバーやソフト開発する人たちが

利用するOSと考えられていて、また必ずしも間違ってはいない。

リナックスといえばCUIと言って

わけのわからない文字やら数字やらを書いて、ソフトを動かす

あるいは開発するものだと考える人が多いのではないだろうか。

一方のWindowsGUIといって、

マウスを操作して、アイコンやファイルをクリックして

ゲームやら音楽やら動画を楽しむ簡単な方法です。

基本的な部分で言えば、リナックスに対するそういった考えは

間違ってはいません。

 

ただ、Ubuntuに代表されるリナックスは、すでにGUI化されていて

じつはあまりWindowsと操作方法も変わらなくなってきているのである。

僕もDebian系のリナックスであるZorinOSを使っている。

リナックスにもいろいろと派閥というか、種類がありまして

詳しくは僕も全く知らないのですがこのDebian系というのは、

UbuntuなどもこのDebian系に属するリナックスです。

 

問題はリナックスに詳しくなることではありません。

一般の人が別にWindowsにたいして詳しくないように、リナックス

詳しくなる必要は僕はないと思っています。

言ってしまえば、ただのOSです。ゲームが出来て、動画が見れて、

オフィスソフトが使えて、インタネットができれば良いのです。

そして、それらがWindowsのように簡単に操作できればいいだけの話です。

 

問題は、簡単にリナックスが扱えるかどうかだけです。

僕が使っているZorinOSは、厳密いえば違いますが、誤解を恐れずに言えば

ほとんどWindowsの操作と代わりがありません。

多少Windowsとは違うところもありますが、少し触ってみれば

簡単に慣れてしまうのではないかと思います。

Windows以外さわったことがないと思っている人も多いかもしれませんが

スマホのアンドロイドもリナックスカーネルを利用したOSです。

ぶっちゃければほとんどの人が知らず知らずリナックスを扱っていたり

するのです。つまり、アンドロイドを操作できているのならば

UbuntuやZorinなどもいともたやすく基本的な操作は習得できるのでは

と推察できます。

そんなに、構えなくてもWindowsに毛が生えた程度の操作感です。

ただ、ソフト利用でなにか問題が起きたときとかは自力で解決しなければ

ならないところがあってこうなると、ハードルが飛躍的に上がるのも

また事実です。

故に、Windowsを捨ててすべてリナックスにしよう・・・とは言えません。

OSにおいて圧倒的にWindowsが有利であることに違いは無いからです。

 

ただ、2025年10月にWindows10がサポート切れるあたり、

ちょっと古いパソコンが大量にWindows非対応になるので

といっても、一般な利用用途であれば、まだまだ使えるパソコンたちである。

これらが、ただただ廃棄されてしまうのは実に勿体無いと僕は

思ってしまうし、一般的に言って過不足なく使えていたパソコンが

ただOSが対応しないからと言って使えなくなるのは本当に

ざんねんである。

 

そこで、リナックスの登場と相成るわけです。

リナックスのパソコンに対する利用要求は実はWindowsよりも低い

のである。かなり古いパソコンでも、使えるのである。

もちろん、それなりに新しいパソコンのほうが良いのは変わりないが。

ただ、Core i 世代であれば余裕で操作できるのである。

つまり、Windowsを利用できなくなったパソコンにリナックス

導入して使えば、動画でも音楽でもネットサーフィンでも

普通に利用できるのである。

しかも、Windowsとそう操作感が違わずにである。

 

今使っているZorinOSであるが、ぼくもCUIなど全くわかりません。

つまり、Windowsのような操作方法でないとパソコンが使えない

のである。なのに、いま普通にブログも書けるし、ユーチューブも

見れます。ブラウザゲームだったらほとんどできるのでは思います。

ただ、Windowsに合わせて作られた、ダウンロード型のゲームとなると

リナックスでやるとなると難しくなる。Wineを利用して云々となり

しかも、動くゲームもあれば動かないゲームもありとなり、

いかばかりか複雑になる。

ゲームだけではなく他のソフトでもWindowsに合わせたソフトウェア

リナックスで利用をするとなるとちょっと難しくなってしまう。

だから、Windowsがいらないとはならないのである。

ただ、ネット上で完結することであれば、基本的にはWindows

それと大した違いはないし、またZorinであれば、グーグルプレイストア

のように、ただそのアイコンを押せば利用できるソフトも多々あります。

リナックスも着実にユーザーフレンドリーになってきています。

 

マイクロソフトWindowsをどのように利用させるかあるいは

どのような販売をするかは、法律あるいは商習慣をあまり

逸脱しなければ自由です。

ゆえに、VL版を分割して販売している中華ミニPCのライセンスを

ある日突然止めたとしても、もしかしたら文句も言えないのかも

しれません。どうするかは、マイクロソフトの手のひらです。

 

また、無理やりWindows11非対応のパソコンにWindows11を入れて

利用していたとしても、ある日突然ライセンスアウトになっても

文句が言えないのです。

 

どうするのか、どうやっていくのかマイクロソフトは何も言わない

のでわかりませんが、そんなことなら僕だったらいっそのこと

UbuntuなりZorinを使ったほうが良いんじゃないかと思います。

仮に新しいパソコンをWindows11のために買ったとしても、

古いパソコンはLinuxを導入して、セカンドパソコンとして

こたつの上でもポンと置いておいて使えるようにしとけば

良いんじゃないかなっとて思うんですよね。

また、これからもしかしたら大量にWindows11非対応パソコンが

中古市場で出回るかもしれません。そうなると、かなり激安で

程度の良いノートパソコンが手に入るかもしれません。

それに、リナックスを導入して使うなどというのも良いかもしれません。

 

個人的な見解で言えば、中華ミニPCがどのようなライセンスで売ろうが

普通にWindows11として使えるのであれば良いんじゃないかと

思っていますが、ただやはりライセンスが不安定というのも

精神衛生上良くないし、一石を投じる意味でも、僕はせっかくの

チャンスと捉えて、リナックスに触れてみるのも悪くはないのでは

と思っています。

本当に、あんまりWindowsと違いありませんから。

 

ただ、何事に置いても自己責任でお願いします。

質問されても、僕もど素人で答えられませんし、仮にリナックス

動かなくても僕もわかりません。リナックスは基本的に自己責任です。

そこがリナックスの難しさなのかももしれません。